第10回藤原正彦エッセイコンクール受賞作が決定しました
応募総数2,276点の中から、次の受賞作が決定しました。
令和7年1月19日(日曜日)には表彰式を開催し、審査員を務めた藤原正彦姫路文学館長による表彰や講評・講演などを行います。
受賞作
中学生部門
最優秀賞
「絵空事の世界」
小池 七海(こいけ ななみ/兵庫県 明石市立衣川中学校2年 兵庫県明石市在住)
(作品概要)
幼い頃から頭の中で自分だけの物語を創り出すことを楽しみとしてきた作者が、常に現実と空想世界を自在に行き来する自身の”脳内ワールド”を明かしてみせる。
優秀賞
「祖父の涙」
中谷 璃子(なかたに りこ/兵庫県 姫路市立琴陵中学校2年 兵庫県姫路市在住)
佳作
「十三歳の私達」
安賀 奈穂(やすが なお/兵庫県 小林聖心女子学院中学校2年 兵庫県西宮市在住)
高校生部門
最優秀賞
「日常のかけら」
杉本 英(すぎもと はな/ 兵庫県立姫路西高等学校2年 兵庫県姫路市在住)
(作品概要)
いつもの塾帰りのバスで何気なく目にした乗客や道行く人々。その光景の一つ一つに小さなドラマを発見し、本当の世界がスマホの中ではなく身近な日常のかけらにこそ存在することに力づけられた喜びを綴る。
優秀賞
「街の「小場所」が残してくれたもの」
足立 美咲(あだち みさき/ 広島県 盈進高等学校1年 広島県福山市在住)
佳作
「十九歳の母と私」
桂 凛香(かつら りんか/兵庫県 姫路市立琴丘高等学校1年 兵庫県姫路市在住)
一般部門(年齢は令和6年12月20日現在)
最優秀賞
「母の終活」
山本 築(やまもと きずく/40歳 図書館司書 福岡県福岡市在住)
(作品概要)
終活と称してしばしば各地の古刹に出かけるようになった母と、その真意をはかりかねつつ同行を続ける作者。どこか厳かな高野山の旅で母が冗談めかして語った意図に、ようやく心を和ませる。
優秀賞
「何もない春」
吉沢 慎一郎(よしざわ しんいちろう/49歳 カメラマン・観光ライター 大阪府河内長野市在住)
佳作
「地下鉄のクリスマス」
茂木 麻予(もぎ あさよ/49歳 自営業 アメリカ ニューヨーク在住)
第10回藤原正彦エッセイコンクール 入賞作品集(PDF)
表彰式
日時
令和7年1月19日(日曜日) 午後1時30分から午後3時00分まで(開場は午後0時30分から)
場所
姫路文学館 講堂(北館3階)
内容
•表彰式
•各部門最優秀作(計3編)の朗読
原田香代さん、多田和子さん(音訳ボランティアグループ サークルさえずり)
•藤原正彦姫路文学館長(数学者・作家・お茶の水女子大学名誉教授)の講評・講演
定員
100人(無料・当日先着順・参加自由)