没後20年 藤沢周平展

「蝉しぐれ」「たそがれ清兵衛」「橋ものがたり」・・・。

作家・藤沢周平の時代小説は、たとえば藩命で暗殺者となった下級武士や、博打で身を滅ぼす男を愛し続ける女など、美しくもはかない登場人物たちを通して現代社会にも通じる組織内の不条理や男女の心の機微を描き、多くの共感を得ています。

本展では、今年没後20年を迎えた藤沢周平の足跡や豊かな作品世界を、作家自身がのこした文章をたどりながら原稿、創作メモ、愛用の品や挿絵、装丁画などで浮かび上がらせるとともに、故郷への思いや普通であることの尊さを見つめ続けた生き方にも迫ります。

 

開催概要

会期 平成29年(2017年)4月15日(土曜日)から6月4日(日曜日)

午前10時から午後5時(入館は4時30分まで)

休館日 毎週月曜日(ただし5月1日は開館)

4月29日から5月7日は休まず開館

会場 姫路文学館 北館

観覧料 一般700円、大学・高校生400円、中学・小学生200円

  • 20名以上の団体は2割引
  • 常設展示も観覧可

主催 姫路文学館

監修 鈴木文彦、遠藤崇寿、藤沢周平事務所

特別協力 時代劇専門チャンネル

後援 朝日新聞姫路支局、NHK神戸放送局・姫路支局、神戸新聞社、産経新聞社、サンテレビジョン、播磨時報社、播磨リビング新聞社、姫路ケーブルテレビ、姫路シティFM21、毎日新聞姫路支局、読売新聞姫路支局、ラジオ関西

協力 文藝春秋、新潮社、講談社、中央公論新社、双葉社、KADOKAWA、実業之日本社、鶴岡市立藤沢周平記念館、遠藤展子

制作 ムラヤマ

 

記念イベント ≪イベントはすべて終了しました≫

  • 講演会「藤沢周平の魅力」

元担当編集者が藤沢周平の素顔や本展の見どころについて語ります。

日時 2017年4月15日(土曜日)14時から15時30分

会場 姫路文学館講堂(北館3階)

講師 鈴木文彦氏(元文藝春秋編集者、本展監修者)

参加費 本展観覧券(使用済み半券も可)が必要です

  • 朗読会「『橋ものがたり』より」

江戸の橋を舞台に市井の人々の哀歓を描く短篇小説を朗読します。

日時 2017年4月29日(土曜日・祝日)14時から15時30分

会場 姫路文学館講堂(北館3階)

出演 音訳ボランティアグループ サークルさえずり

参加費 本展観覧券(使用済み半券も可)が必要です

  • 解説会「藤沢周平の歴史伝記小説」

長塚節、小林一茶など藤沢周平の歴史伝記小説に登場する人物と播磨との意外な関係を紹介します。

日時 2017年5月14日(日曜日)14時から15時30分

会場 姫路文学館講堂(北館3階)

講師 当館学芸員

参加費 本展観覧券(使用済み半券も可)が必要です

  • 講演会「藤沢周平の俳句を味わう」

二十代の療養生活のなかで生まれた俳句を通して、藤沢文学の源泉を探ります。

日時 2017年5月20日(土曜日)14時から15時30分

会場 姫路文学館講堂(北館3階)

講師 坪内稔典氏(俳人、京都教育大学・佛教大学名誉教授)

参加費 本展観覧券(使用済み半券も可)が必要です

 

特設コーナー

時代劇専門チャンネル オリジナル時代劇【藤沢周平 新ドラマシリーズ】

時代劇専門チャンネルが4人の名優を主役にドラマ化した藤沢周平の時代小説4作品の映像世界を体感していただきます。(映像約10分)

  • 仲代達矢主演「果し合い」(原作:「果し合い」新潮文庫『時雨のあと』所収)

  • 檀れい主演「遅いしあわせ」(原作:「遅いしあわせ」新潮文庫『驟り雨』所収)

  • 中村梅雀主演「冬の日」(原作:「冬の日」文春文庫『花のあと』所収)

  • 北大路欣也主演「三屋清左衛門残日録」「三屋清左衛門残日録 完結篇」(原作:『三屋清左衛門残日録』文春文庫刊)


イベント詳細

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