企画展「収蔵品 金井寅之助文庫展 江戸文学コレクション」

姫路文学館が所蔵する貴重な資料群のひとつ ―――「金井寅之助文庫」

数々の資料を集めた金井寅之助氏は、井原西鶴の研究においてすぐれた業績を残した近世文学の研究者です。平成2年に、金井寅之助氏の蔵書が御長男利孝氏より姫路市に寄贈され、現蔵となりました。

研究の過程で収集された約3万3千点におよぶ膨大な資料は、江戸・明治期の和本を多く含み、文芸・思想・歴史・地誌など幅広い分野の本で構成されています。

本展では、そのコレクションの中でも金井氏が専門とした「近世文学」に焦点をあて、井原西鶴のほか、浅井了意、近松門左衛門、服部南郭、十返舎一九、曲亭馬琴など近世を代表する作家たちの、江戸時代の心情・風俗・紀行・娯楽をえがいた名著を展示します。

【会期】平成30年(2018年)1月6日(土曜)~4月8日(日曜) 午前10時~午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

休館日:毎週月曜日(ただし、1月8日、2月12日は開館)、1月9日(火曜)、2月13日(火曜)、3月22日(木曜)

【観覧料】一般300円、大学・高校生200円、中学・小学生100円(常設展料金) ※20名以上の団体は2割引

 

記念イベント

記念講演会「金井寅之助先生と井原西鶴研究のこと」

・ワークショップ「和とじ製本でオリジナルノートを作ろう」

展示解説会

 

主な展示資料

 井原西鶴 『西鶴織留』(元禄通行本・元禄7年)
 浅井了意 『おとぎぼうこ』(寛文6年自序)
 伊藤仁斎 『童子問』(宝永4年序跋)
 近松門左衛門 『国性爺合戦』(後刷本・年未詳)
 向井去来、野沢凡兆 選 『猿蓑集』
 賀茂真淵 『にひまなび』(寛政10年序・『歌意考』『文意考』合綴本)
 十返舎一九 『東海道中膝栗毛』
 曲亭馬琴 『南総里見八犬伝』(第八輯巻之八上套)
 為永春水 『春色梅児誉美』(天保3年、4年版)
 何必醇 『豆腐百珍』(天明2年版)
『袖玉武鑑』(須原屋茂兵衛・天保14年)
 春名忠成 『西播怪談実記』〔4巻5冊本/4巻4冊本/改題本(西国奇談)、3種〕

そのほか、近世文学、江戸時代の料理本、播磨に関する地誌などで、賑やかな近世文学の世界を紹介しています。すべて故金井寅之助氏の蔵書におさめられていた、明治初期以前刊行の版本となります。

また、一部展示切り替えを行います。

 1月6日(土)~2月16日(金)  2月17日(土)~4月8日(日)
 近松半二  『本朝廿四孝』 『太平記忠臣講釈』
 上田秋成  『清風瑣言』(寛政6年序) 『よしやあしや』(寛永5年)
 山東京伝  『朝茶湯一寸口切』(天保年間頃の後刷) 『京伝予誌』
 十返舎一九  『廓意気地』(文政10年序) 『世中貧富論』(文化9年)
式亭三馬  『古今百馬鹿』(明治初期の後刷) 『浮世床』

 

 

 


イベント詳細

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