皿屋敷伝説のナゾに迫る。
姫路を彩る伝説のヒロイン「お菊さん」。
ひとりの奉公娘が主人の秘蔵の皿を割ったり紛失したりしたために命を落としその祟りによって主家に災いをもたらす、という怪談は、姫路の〈播州皿屋敷〉、江戸の〈番町皿屋敷〉のみならず、じつは全国各地にさまざまに形を変えて伝わっています。
いったい、お菊とは何者なのか―――。
本展では、伝説のみなもとを歴史や民俗学の側面から訪ねるとともに、江戸期の実録小説や京極夏彦『数えずの井戸』など古今の文学作品をはじめ、絵画(浮世絵、幽霊図など)、芸能(浄瑠璃、歌舞伎、落語、映画など)に描かれるお菊や皿屋敷伝説をひもとき、今なお人々を惹きつけてやまないナゾの魅力に迫ります。
開催概要
会期 平成30年(2018年)4月21日(土曜日)から6月10日(日曜日)
開館時間 午前10時から午後5時(入館は4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(ただし4月30日は開館)
5月1日(火)は開館
観覧料 一般700円、大学・高校生400円、中学・小学生200円
- 20名以上の団体は2割引
- 常設展示も観覧可
主催 姫路文学館
後援 朝日新聞姫路支局、NHK神戸放送局、神戸新聞社、産経新聞社、サンテレビジョン、播磨時報社、播磨リビング新聞社、姫路ケーブルテレビ、姫路シティFM21、毎日新聞姫路支局、読売新聞姫路支局、ラジオ関西
関連イベント ≪イベントはすべて終了しました≫
会場は、すべて姫路文学館講堂(北館3階)です。
- 皿屋敷セミナー
PART1「皿屋敷お菊伝説をめぐって」
講師 大森亮尚氏(古代民族研究所代表)
日時 2018年4月28日(土曜日)13時30分から15時
PART2「ヒロイン・お菊の個性とは?-お岩、お露、累との違い」
講師 横山泰子氏(法政大学教授)
日時 2018年5月20日(日曜日)13時30分から15時
PART3「各地に広がる〈お菊虫〉伝承の謎」
講師 今井秀和氏(大東文化大学非常勤講師・蓮花寺佛教研究所研究員)
日時 2018年6月2日(土曜日)13時30分から15時
PART4「人形芝居で観る皿屋敷 ー『播州皿屋舗』の魅力」
講師 久堀裕朗氏(大阪市立大学大学院教授)
協力 淡路人形座
日時 2018年6月2日(日曜日)13時30分から15時
-
牛乳パックで灯籠をつくろう
協力 お菊グループ
日時 2018年5月3日(木曜日・祝日)10時から12時
材料費等 300円
-
担当学芸員による展示解説会
日時 2018年5月6日(日曜日)13時30分から15時
-
大正期の”怪談皿屋敷”ミニ上映会
おそらく日本映画のなかで現存する最古の〈皿屋敷もの〉の断片を上映(約11分)。
協力 神戸映画資料館
日時 2018年5月13日(日曜日)
13時から1時間おきに上映(最終16時)。開場は各時間30分前。
-
【姫路文学館友の会協賛事業】 桂米團治が語る「皿屋敷」—落語とトークの会
上方落語「皿屋敷」の上演と、郷土史研究家・埴岡真弓さんとの対談。
出演 桂米團治さん(落語家)、埴岡真弓さん(播磨学研究所研究員)ほか
協力 米朝事務所
日時 2018年5月26日(土曜日)13時30分から15時
入場料 友の会会員1,000円、一般1,500円(全席自由席)
-
「かるたde姫路城学(かるた大会)」
かるたと紙芝居で姫路城の歴史や伝説を学びます。
協力 兵庫県立姫路東高等学校図書文芸部
日時 2018年6月9日(土曜日)13時30分から15時