川口汐子著・黒澤正治画「花逍遥」挿絵原画展

川口汐子著・黒澤正治画「花逍遥」挿絵原画展 ―白い花―

日時 平成29年1月5日(木曜日)から2月26日(日曜日)

会場 さんかくギャラリー(南館1階)

入場無料

歌人・児童文学者川口汐子(1924から2011)の随筆集『花逍遥――文学に見る「花」』(平成7年 神戸新聞総合出版センター)は、自身が若き日に胸をときめかせた古今東西の名作をそこに描かれた花から味わい直したものです。かつてとはまったく異なる感慨にふけりつつ花を書き込んだ作家の創作の秘密にまで分け入ってゆく著者に導かれて、私たちもまた読書のよろこびに満たされます。

挿絵を手がけた黒澤正治さん(多可郡多可町在住)から平成19年に寄贈された原画34点の中から、今回は著者が「極まりの色」と称した〈白〉をテーマにご覧いただきます。

アンネ・フランク『アンネの日記』のマロニエ、樋口一葉『たけくらべ』の水仙、川端康成『雪国』の蕎麦の花・・・・・・。緻密に描かれた美しい花々を、珠玉の文章とともにお楽しみください。


イベント詳細

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